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・アレロク(ニール)。挑発的な兄貴 微エロな表現アリ(当社比・笑)
見下ろした銀灰色の瞳が驚愕に見開かれてる。
俺にしてみればこの瞳を見上げることの方がほとんどで、いつもと逆のシチュエーションに思わず高揚するのがわかる。
まるで誘うかのように乾いた己の唇をペロリと舐めれば、銀灰色の瞳は戸惑うように揺れた。
「・・・・・ロ、ロックオン?」
何がどうしてこうなっているのかわからないといった表情で、躊躇いがちに俺の名前を呼ぶ眼下の年下の青年に俺は思わずニヤリと卑下た笑みが零れた。
それもそうだろう。自室に招き入れた途端、言葉一つ交わさずにベッドに押し倒されたんじゃあ誰だって混乱する。ましてやいつもの逆パターンだ。
見下ろした顔に、くすり、と笑って触れるだけの口吻を送り、
「アレルヤぁ。」
と何かを強請るような甘えた声でその名前を呼んで、跨いだ身体に自身の下肢を擦り付けてやれば動揺していた瞳に情欲の色が色濃く浮かぶのがわかった。
「なぁ・・・・・しようぜ。」
決定的な誘い文句を口にしてやれば、情欲の色を浮かべた銀灰色の瞳は獲物を狙い澄ました捕食者のように鋭く光った。俺の計算通り。
さて、本当の捕食者は俺かおまえか、どっちなんだろうな。
ビッチな兄貴なカンジでひとつ。
◇◆◇◆
・ディランディとちびっこハプティズムパロ。双子の行動ってこんなもん?
あーん。かじっ。もぐもぐもぐ・・・ごくん。
ごくごくごくごく。
ぷすっ。あーん。もぐもぐもぐもぐ・・・・・ごくん。
朝、早々に朝メシを食い終わった俺は目の前のおちびたちを眺めて思った。
(・・・・・こいつらって、おんなじものをおんなじタイミングで食うよなぁ・・・・・)
テーブルに肩肘を付いて見ていれば、片方がトーストを齧ればもう片方も。オレンジジュースを飲めば釣られるように片割れも同じようにオレンジジュースを口にする。で、タコさんウィンナーにフォークを突き刺せばもちろんもう一人も同じことをするわけで。示し合わせたわけでもないのに、同じ行動をする小さな二人を見ていると面白い。
確かにアレルヤとハレルヤは普段からよく似た行動をするけど・・・・・
(かと言って、食いもん食うタイミングまで一緒なもんかねぇ・・・)
と片手に持っていたマグカップを口元に近付けたら、
「ろっくおんとらいる、おんなじことしてるー。」
「まねしぃー。」
とおちびたちの言葉に俺の片割れに目をやれば、言葉通り口元にマグカップを持っているライルと目が合った。
・・・・・結局、俺たちも人のこと言えねぇってことか。
やっぱ双子って行動が似てるもんなんスかね?(適当←殴)
◇◆◇◆
・ディランディとちびっこハプティズムパロ。ロックオンを独り占め!
今日の予定。
ライル・・・・・いつも通り仕事。
アレルヤとハレルヤ・・・・・保育園。だけど今日のお迎えはいつもより早い16時。
ロックオン・・・・・今日はお休み。特に予定なし。
『ロックオン、ロックオン』
「ハロー?俺はここだぞー。」
ロックオンの音声・・・・・リビングから確認。ハロ、リビングまで移動。
移動完了。ロックオン、ソファの上に確認。キッチンだとお料理中、掃除機所持はお掃除中・・・・ソファの上ということは。
『ロックオン、キュウケイチュウ?キュウケイチュウ?』
「んー?ああ、そうだ。休憩中だよ、ハロ。おいで。」
ロックオン、休憩中。良かった!ロックオン、腕を広げた。おいで・・・・・ハロ、行ってもいいの許可。
ハロ、大至急移動!ロックオンに向かって大ジャンプ!
『ロックオン!ロックオン!』
「うぉっ!? なんだぁ?すごい勢いだなぁ。」
ロックオン、怒った?ううん、笑ってる。良かった!
『ロックオン!ロックオン!』
「なんだぁ?ハロ、今日はずいぶん甘えん坊だなぁ。」
ハロ、甘えん坊?今日は誰もいないから、ハロ、ロックオン独り占め!ハロ、嬉しい!
『ロックオン!ロックオン!』
「んー?」
ライルはロックオンと同じ顔同じ声。嫌いじゃないけどロックオン違う。
アレルヤとハレルヤ、可愛いしハロと遊んでくれるけど・・・・・やっぱり違う。
『ロックオン!ロックオン!ダイスキ!ダイスキ!』
ハロはやっぱりロックオンが一番。
『ハロ、ロックオン、ダイスキ!』
「俺もだよ、ハロ。」
ロックオン、笑ってる。ロックオンもハロのこと好き。
良かった!
ハロだってたまには甘えたいんです(笑)
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