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猫と萌え話をのんべんだらりと吐き出してます
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あれ?D2用のコピーってコピー本っていえるの?って急に思った。8Pでも本といえるのか?www
その辺の表示がまったくわからない il||li _| ̄|● il||li 初心者ってことでひとつご勘弁←


んで、ふと思いついたので今の季節に合わせて・・・な感じの小話をひとつ投下。
つうか原稿やれwww

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+ + + + + + + + + +

・アレニル
・雨の日は・・・


しとしとと降り止まぬ雨にため息ひとつ。
雨のカーテンを纏った町並みは別に珍しいわけでもなく、むしろ慣れ親しんだもの。懐かしくもある雨の景色は、思い出したくないものまで連れてきて胸に苦いものを広がらせていく。
窓の外の景色とあの記憶の中にある街は似ても似通らないのに、それでも不意に思い出してしまうのは雨の所為なのだろうか。捨てるに捨てられないあの思い出の地はよく雨の降る土地だった。
「・・・・・はぁ、」
窓ガラスを伝う滴にため息をもうひとつ。この重く沈む気持ちも一緒に流してくれればいいだろうに。

「・・・らしくないですね」
窓際で肘を付いてぼんやりと外を眺めていた俺の後ろから少し心配気な声。与えられた休暇を使って俺のセーフハウスに来ていた青年は、読んでいた本をぱたんと閉じると俺の方へと歩いてくる。
「ため息ばかりつくロックオンなんて、らしくないですよ?」
側までやって来て、その長身を折り曲げると俺の顔を覗き込んでそう告げた。
らしくないと言われ、少々傷付く。俺にだってため息のひとつくらい吐きたいことだってある。原因は言えないし言いたくもないが。
「俺にだって、憂鬱なことくらいひとつやふたつあるさ」
肩を竦めて茶化したように答えれば、精悍な顔付きの整った眉根に皺が寄っていく。ああ、傷付けちまったかな。やっぱりこいつの言う通り、今日の俺はらしくないのかもしれない。
再び視線を窓の外へとやっても、雨はまだ降り続いてる。更に気分が落ち込みそうだ。無意識に吐き出しかけたため息を、俺は慌てて飲み込んだ。

「・・・じゃあ僕のことを考えてください」
「は?」
こいつがいきなり突拍子もないことを言い出すのはいつものことだけど、それでも今のは脈絡が見えなくて思わず変な声が出た。なんだ、いきなり。
「憂鬱になるようなことばかり考えてるからため息が出るんです。だから僕のことを考えてください」
そうすればため息なんて出ないでしょう?そう笑って言った言葉に呆気に取られる。どんな理屈だ、それ。
だけど、そう言われればそうかもしれない。
確かに雨を見れば憂鬱にはなるけれど、それ以上に目の前の青年のことを考えればそんな気分なんて軽く吹き飛ばせる。嬉しくて楽しくなる。
「・・・・・は、ははっ、そうだな。アレルヤのこと考えれば、そんな気分になんてならないな」
「でしょう?」
いい考えでしょう?といったように優しく笑うその顔が、無性に可愛くて愛しくて。どうしようもなく俺はこいつのことが好きなんだって思えて。その逞しい体に思わずぎゅうっと抱きついた。
「僕は笑っているロックオンが見たいんです」
俺の身体をそっと抱き返しながら耳元で優しく囁くその声に温かい光が心に射してくる。憂鬱という名の雨は、おまえという太陽が晴らしてくれるんだな。
「だから笑って、ロックオン」

これからも雨の日は憂鬱な気持ちになるかもしれない。
けれど、アレルヤがいれば、アレルヤがいてくれれば。
もうそんな気持ちを抱えなくてもすむようになる気がした。



雨→アイルランド→ニール な単純な私の思考回路(爆)
雨雲を解かすような甘々アレニルを書いてみたかったwww

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