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猫と萌え話をのんべんだらりと吐き出してます
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3年ぶり?くらいに眼鏡を新調してみましたー。
今まで使ってたのはレンズに細かい傷が入り始めたし、何より某眼鏡屋さんで2本5000円のセールをやっていたのでつい(笑)
ちょっと気になっていたセルフレームで買ってみました。
それがこれ。

6d0d9014.JPG









じゃーん!!!

1本は黒のフレームでライル眼鏡<違
いや買うなら思い切ってこれにしちゃえww とか思ったので(笑) でもカッコイイよね!
で、試しに掛けてみたら友人に『なんか雰囲気変わるね!違う人みたい!』とか言われて、ああライルも眼鏡掛けて変装していたのはあながち無駄ではなかったんだー、とか思ってしまったのは内緒だ ←
ちなみに眼鏡ケースが橙と緑なのは偶然・・・といえば偶然(笑) 店員さんに『この中からお好きな眼鏡ケースを2つ選んでください』と言われて見たらあったので。だったらもちろん選ぶっしょ!
んでライル眼鏡(だから違う)が緑のケースに入ってるのは本当に偶然。店員さんがこっちに入れてくれた。わかってるね!店員さん^^^^^^
普段はコンタクト使用なので家にいる時と休日以外あんまり使わなかったりもするんですが(爆)、でもちょっと新しい眼鏡にるんるん♪(古)としております (´艸`)


さて、下に小話を久し振りにひとつ。なんか甘ったるいアレニルを唐突に書きたくなったんだ・・・甘ったるくなったかどうかは甚だ疑問だが・・・ (´-ω-`;)

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+ + + + + + + + + +

・アレニル
・ニール生存


ゆうるりと意識が引き上げられていく感覚。
ふわふわと朧気で、そしてどこか頼りないそれは、いつしかの、あの言い表すことの出来ないような不安と恐怖を思い起こさせるような気がして、以前はあまり好きではなかった。
けれどこの夢と現の狭間を彷徨うような、まるで波の間を揺蕩うような感覚をいつしか心地好く感じるようになってしまったのは、きっとこの命の遣り取りを感じることもなく、繰り返される平穏な日々を知ってしまったからなのだろう。何事もなく、平凡な日々こそがぼくの望み続けたものなのだということを。

閉じた目蓋を通して差し込んでくる光は、朝の訪れを知らせてくれている。さあ、一日の始まりだ。
だがその思いは裏腹に身体はまだ眠りを欲しているようで、閉じた目はなかなか開こうとはしてくれない。
起きよう、起きなければ、という思いと、もう少しこの心地好い時間を、惰眠を貪っていたいという些細な心の中の葛藤。それがまた今の、この平和な日々を象徴しているようで、何だか擽ったい気持ちになった。
それを誤魔化すかのように掛けたシーツを身体に巻き付けながら寝返りを打てば、ぽふりと隣にあったもうひとつの枕に鼻先が埋まる。するとふわりとそこから香る匂いに思わずくん、と鼻を鳴らしてしまった。
嗅ぎ慣れたシャンプーの匂い。そしてそこに微かに交じる、あの人の匂い。ぼくの好きな匂いだ。
それを堪能するかのようにさらに顔を深く埋めれば、隣室から微かに人の動く気配がすることに気付いた。それからかちゃかちゃと食器の触れ合う音。ああ、きっと朝食の用意をしてくれているのだろう。
そのことに知らず頬が緩んでいくのがわかる。ありふれた、どこにでもある日常の朝。それがどうしようもなく嬉しくて、そしてまたどこか擽ったい。
どうしようもなく――だと思う。弾金を引いた手を持つぼくがこんなことを言うのも何だか憚られるけれど。でも平穏で平凡な日々を、ぼくが心から望んだ人と望んだ形で過ごせることが、どうしようもなくそれを実感させてくれるのだ。
うふふ、とつい枕に埋めた口から笑みが溢れ落ちる。心の奥底からこみ上げるこの気持ちを、あの言葉以外どう形容したらいいのだろうか。

すると不意に寝室のドアががちゃりと開いた。
「お?まだ寝てんのかぁ?いい加減起きろよ、もう朝だぜ?」
清々しい朝によく似合うテノールが響いて、室内が一気に明るくなっていくような気がする。少し語尾を延ばして話す口調はぼくの秘かなお気に入りだ。
呆れた口調ながらも、それでもどこか楽しそうにくすくすと笑うその声の持ち主は、部屋に入るとそのまま寝ているぼくに近付いてくる。
「ほーら、早く起きろよ。朝メシ冷めちまうぜ?今日はおまえさんの好きなビーンズもつけてやったっていうのに・・・」
だからほら、早く、と促すように身体を揺り動かす手付きは優しい。そしてそのままたどるように頬をそっと撫でられる。さわさわと撫でてくれるその手はあたたかく、そして心地好い。ああ、ぼくの大好きな手だ。そしてこれが、あなたがここにいる証拠。それがやはりどうしようもなく嬉しくて、だからつい自然と頬が緩んでしまうのをぼくは止められなかった。
「あっ、おまえ起きてやがるな!?こんのぉ、狸寝入りなんかしやがって・・・!」
そんなやつにはお仕置きだ、とぼくの表情の変化に気付いた彼は突然覆い被さってくると、ぼくの身体のあちこちを擽り始めた。こしょこしょと器用に動くその手がぼくの弱いところを刺激してどうにもこそばゆくてたまらない。思わずそれから逃れるように身体を仰け反らせるけれど、しかし彼の手は執拗にぼくの身体を追ってくる。朝から奇妙な攻防だ。
「っ、ちょっ・・・!くすぐったいよ、やめて!」
「ほーら、早く起きねぇと止めねぇぞぉ?」
「わかった!わかったから・・・っ、起きる、起きるから・・・!」
降参の意を告げて、すっかりと目覚めてしまった身体をのそりと起き上がらせる。あまりの擽ったさに思わず目の端に浮かんでしまった涙を擦りながら目の前を見上げれば、どこか『してやったり』といった悪戯めいた表情を浮かべた顔。もう、敵わないなぁ。
でもいとしくて、いとおしくてたまらない人。
やっと起きたぼくに満足したのか、彼はくすりとやわらかい笑みをその美しい顔に浮かべると。
「おはよう、アレルヤ」
朝の挨拶を掛けてくれる。それにぼくも微笑んでこう返すんだ。
「おはよう、ニール」
と。
平穏で平凡な一日の始まり。

ああ。ぼくは今、どうしようもなく幸せだ。

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