来年のカレンダー

密林さんで売られていたものを買ってみました＜来年のカレンダー
えっと・・・・・・あの中の一枚のイラスト、なにか意味が込められてるんでしょうか!?
と問いたくなるようなイラストだったなぁ、あの一枚 (´-ω-｀；)ﾅﾝﾀﾞﾛｳ
いやきっと私の気のせいよね!?とは思うものの、どこかにニールの影がチラついてるようなイラストだわー。
・・・・・・炙ったら出てくるかな（爆） ←
なんかちょっとライルが可哀想になってきた・・・・・頑張れ、ライル！

そんなこんなで浮かんだ突発ネタによる散文を投下しときますー。

・＃５後のライル（若干ライル→ニール）


自分の中で渦巻く負の感情が治まらない。

母艦に帰投後、一言の言葉すら発さず逃げるように自室へと引き篭もった。誰かと言葉を交わす気分じゃなかったし、ましてやこの荒れ狂う感情を抑えきれずに誰彼ともなく当り散らしてしまうのも御免だったからだ。
いらない波風は立てたくない。
一緒に着艦したアレルヤとティエリアも、ありがたいことにそんな俺を見て見ぬフリをしてくれた。

備え付けのベッドの上、壁に凭れて膝を抱えて座り込む。
あの惨状が目に焼きついて離れない。もう見たくない、と目をぎゅっと閉じてみても脳裏に焼きついた景色は消えることがなかった。
無意識の内に連れてきてしまったオレンジ色の球体ＡＩは、いつもなら喧しいくらいに喋るのに今の俺の遣り切れない気持ちを感じ取っているのか一言も発さず、ただその目のＬＥＤを明滅させながら足元をコロコロと転がっている。
・・・・・・・全く、よく出来たヤツだ。


あんな、人を人と思わない行為に反吐が出る。腹が立つどころの騒ぎじゃない。
人間は脆い。ＭＳやオートマトン、爆発物や銃弾、鋭利な刃物。その命を奪うことを前提としたものの前には無慈悲なほど簡単に命を投げ出す。そう、本当に呆気ないほど簡単に・・・。
圧倒的な暴力の前に為す術もなく奪われていく命。力なく横たわる冷たくなった身体。折り重なるように築き上げられた元人間だったモノの山。
思い出しただけで言葉にならない叫びを上げ、周囲のものを何もかもブチ壊したくなる衝動に駆られる。
もう、一種の精神的外傷（トラウマ）なのかもしれない・・・・・・あの１５年前からの。

こつん、と額を膝に擦り付けて抱え込む腕にぐっと力を込める。
ちくしょう、ちくしょうちくしょうちくしょうちくしょうちくしょう・・・・・！
多くの命を救えなかった悔しさが遣り切れなさが込み上げてくる。何も、何も変わってない。この世界も無力な自分も。
助けられなかった多くの仲間たち。救えなかった大切な家族。
あの頃から何一つ変わっちゃいない。俺は大切なもの何一つ守れない。・・・・・守れない、ままだ。

なぁ、兄さん。ニール。
ニールもこんな気持ちだったのか？こんなもどかしい気持ちをずっと抱えていたのか？だから世界を変えようとこんな組織に入ったのか？俺を置いて。
兄さん・・・ニール、ニールニールニールニール・・・・・！
会いたいよ。無理なことだとわかっちゃいるけど、すごく、すごく会いたいよ。ねぇ、ニール！

悔しさなのか、それとも夢でしか逢えない面影を思ってか。硬く閉じた瞳から何かが零れ落ちた。


キレたライルに、テロに大して怒ったニールの面影を見た（爆）　ライルの怒りの根源がニールと一緒だといい・・・。
最後は私の趣味です（万死）